質の良い睡眠がアンチエイジングにつながる

質の良い睡眠がアンチエイジングにつながる

睡眠は量より質

8時間睡眠が理想と考える人は多いですが、質が低ければ例え8時間寝ても疲れは取れず日中に眠くなってしまいます。眠っている時に脳は日中に蓄積された睡眠物質を分解しています。分解が終わればスッキリ目覚めることができるという仕組みです。同時に成長ホルモンが分泌されるため、免疫力のアップや肌の修復なども行われます。成長ホルモンはアンチエイジングに欠かせないホルモンであり、質の高い睡眠をとらなければ十分に分泌されません。人間には体内時計が備わっていて、サイクルが乱れてしまうと夜に覚醒し昼に眠くなってしまうこともあります。体への様々な不調の原因となるので、体内時計は日々整えなければなりません。反対に質の高い睡眠をとることができれば、時間を確保できなくても良いことになります。大切なのは量より質なので、質を高めて有意義に毎日を過ごしましょう。

睡眠の質を上げるには

質の良い睡眠をとるポイントは、朝起きた後すぐに太陽の光を浴びることです。人間の体内時計は、光を浴びた16時間後に眠りに誘うメラトニンを分泌するようになっています。朝が弱くて二度寝をしやすい人は、蛍光灯のような波長が短い青白色の照明で目を覚ますと良いです。夜は蛍光灯だとせっかくのメラトニンの作用が弱くなってしまうため、オレンジ系の白熱灯に切り替えます。パソコンやスマートフォンの光は目の刺激が強く、寝る前に触るのは避けます。成長ホルモンの分泌量が最も増えるのは、就寝後3時間です。この時間帯に深い睡眠をとるためには、深部体温を下げておく必要があります。就寝の1時間前にお風呂に入ったりストレッチをしたりして体温を上げると、ベッドに入る時には体温が下がって全身が寝る準備に入ります。アルコールは体がポカポカしますが、睡眠の質を下げるので注意です。