機能の老化という考え方
- 2020.09.12
- 老化のメカニズム
内分泌の低下
アンチエイジングでいつまでも元気で若々しくいたいという人が増えています。しかし多くの人が見た目の若々しさに取り組まれ、美容関連商品やサプリメントに頼っていることがあります。体の表面ばかり気にするのではなく、内部のアンチエイジングも考えてみてはいかがでしょう。体の内部には内分泌というものがあり視床下部、甲状腺、膵臓の膵島、副腎などがあり、これらの臓器からホルモンが血流やリンパの中に分泌されます。男性ホルモンや女性ホルモンが減少すると女性だけでなく男性でも更年期障害に悩まされます。甲状腺の機能が低下すると疲れやすさ、体重増加、むくみなどの症状が出ますが、なかなか気づかないこともあります。高齢になると内分泌機能の低下が寿命に大きく関わるので、健康診断を受けて医師の指導の元、正しい生活習慣を取り入れることが大切です。
免疫機能の低下
免疫機能には2種類あり、自然免疫と獲得免疫があります。前者は細菌やウイルスが入ってきたとき病原体から体を守る攻撃を行います。後者は、同じ抗原が体内に入ってきたときすでに記憶している免疫が活性化され速やかに追い出すシステムのことを言います。免疫機能の低下は高齢だけでなく、ストレスや睡眠不足、アンバランスな生活習慣でも起きます。免疫力を高めるには腸の健康がとても大切で、腸内環境が良くなる食事が大変有効です。乳酸菌やビフィズス菌、食物繊維などは腸内環境を良くすることが有名で、これと同時におなかを温めることや適度な運動も大切です。便秘があると肌荒れに直結していることも有名で、腸内環境を良くすることはアンチエイジングにも役立ちます。腸の状態が良いと栄養の吸収が良くなり健康で若々しく過ごせるので、アンチエイジングを目指している人は、ぜひ取り組んでください。
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