血管とアンチエイジングの関係

血管とアンチエイジングの関係

なぜ血管が衰えると老化が進むのか

年齢が上がるにつれて老化現象が起こるのは見た目や体力だけでは無いのです。血管だって老化します、現代では食生活や運動機会の減少によりそのスピードは速くなっていると言われています。

血管は血液を流すことで全身に酸素・栄養を巡らせるという役割を持っています。若い頃のしなやかな状態なら問題ないのですが老化により弾力を失って硬くなると、流れが悪くなります。そうして酸素も栄養も行き届かなくなりお肌や髪の毛の質が悪くなっていくわけです。肩凝り・腰痛・冷えといった不調が起こったり、最悪心筋梗塞・脳梗塞といった命に係わる重篤な状態となることもあります。アンチエイジングにも健康に長生きするためにも、血管を若返らせることは重要です。特に血管の一番内側にある内皮細胞こそが、動脈硬化の元となる有害物質の侵入を防ぎ血液をサラサラに保つ重要な働きを持つ部分、食事や生活習慣を改善すればもう一度この細胞の働きを回復させることは可能です。

見えないから判断が難しい

皺やシミが出てきたりお肌がカサ付いたり、老化が表面に現れてきているならばアンチエイジング化粧品を使用するなど改善のために頑張るものです。血管の衰えが危険なのは自覚症状が無いということ、身体の中を通る血管は見ることだって出来ません。いつのまにか壁が分厚くなり硬くなって動脈硬化が其処ここで起こっているのです。それが脳や心臓といった大切な器官のすぐそばで起これば、脳梗塞や心筋梗塞です。

自身の血管年齢を知りたい、それなら血圧脈波検査・頸動脈エコー検査を行えば計測可能です。実年齢に対してどれくらい老化が進んでいるか一目瞭然なのです。そうでなくとも定期的に検診を受けること、もちろん食事を見直し運動の機会を持つことも大切です。適切な薬物療法・生活習慣の改善を行えば改善は可能、見えないからと放っておくのではなくもしかしてと考えて自身で気に掛けることが必要です。