老化による動脈硬化と静脈の老化

老化による動脈硬化と静脈の老化

動脈硬化とは

動脈硬化は、動脈が硬くなってしまうことで血液の流れが滞ってしまった状態のことを指します。動脈がなぜ硬くなるかですが、血管の内側にコレステロールなどが付くことによりそこが硬くなり、また血管の内部が狭くなります。
元々人間は血管から老化が進むとされており、そこの状態がその人の肉体年齢を表してもいますが、肥満である場合や糖尿病などにかかった時には肉体年齢以上の血管の老化を引き起こしてしまうため該当する場合は要注意です。
動脈硬化を放置すると、心臓・脳の血管を容易に詰まらせその結果として脳梗塞や心筋梗塞を発症します。死に至る危険があるため、日々の健康管理には充分に気を付けておく必要があります。また、予防意識をもって積極的にアンチエイジングに取り組むことは、美容面だけではなく健康を守る意味でも重要ですので取り組むと良いでしょう。

静脈の老化とは

老化によって、動脈硬化だけではなく静脈の老化も引き起こします。静脈は、動脈と違いほとんど血圧はありません。しかし静脈の役割には、全身に送られた血の流れを心臓に送り届ける大事な役目があります。
これが老化が原因で上手く機能しなくなると、静脈の内部に逆流防止弁と呼ばれる血液を心臓に戻すために働く部分がありますがそれが壊れて瘤ができてしまいます。これを静脈瘤と呼び、直ちに命に係わるわけではないものの見た目には良くないです。もしも静脈瘤が疑われるのであれば、早めに医療機関に受診して治療するようにしましょう。
静脈瘤を放置すると皮膚炎など色々な合併症を引き起こし重大な病気になりますので、こちらもアンチエイジングの意識を持って日常生活を送る中で予防に取り組むことが重要です。静脈瘤になると自然治癒することはありません。重症化すると、瘤により神経を圧迫することで痛みやしびれなどに悩まされてしまいますのでその前に治療することが大事です。